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bonar note

京都のエンジニア bonar の技術的なことや技術的でない日常のブログです。

仮面ライダーMOVIE大戦が傑作だった件

「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼMOVIE大戦アルティメイタム」を子供と観に行ってきたのですが、いやもう凄い傑作でした。

http://www.movie-taisen.com

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素晴らしい脚本

 前半のフォーゼパートと後半のウィザードパートに分かれており、フォーゼパートはテレビシリーズから5年後の教師となった弦太朗と超能力少年三郎の物語、ウィザードパートはアンダーワールドに捕われ美少女仮面ポワトリンとなった少女を救出する物語になっています。

 

 この前半のフォーゼパートが特に素晴らしくて、子供に見せるために来たのに自分がウルっと来てしまいました。能力を持っているが故に疎まれ傷つく三郎との衝突を通じて、弦太朗自身も「友達になるというだけでは救えない」という壁を乗り越え、教師として大きく成長するという物語になっています。テレビ版を見てきた人にはなおさら弦太朗の意外な行動にハっとして「大人になっちゃって。。」と思う事請け合いです。

 

 特に感動的なのが、三郎が苦悩を乗り越えてサナギマンから新しい姿に「成長」する瞬間です。三郎の長年蓄積した鬱屈が爆発するのがまさにビジュアルとして誰にでもわかるように表現されているので、その後のアクションの気持ちよさも相まって凄まじいカタルシスです。叫びそうになります。

 

 ウィザードパートはシナリオ的にはテレビシリーズの1エピソードが映画スケールになって、かっこいい晴人君が魔法を使いまくって気持ちいい、という内容。ポワトリンがサタンの洗脳から目覚める動機がちょっと弱いかなという気もしますが、最後には素晴らしいオチがあり、話としては非常に奇麗にまとまっていると感じました。

 

 映画全体を通して定期的にアクションがあり、退屈する時間帯が全くないんです。誰かが言葉で話をダラダラするようなところがなく、お話とアクションがタイトに詰め込まれていて子供たちを長時間集中させる事に成功していました。

どんどん新しいライダーや敵が登場してきたり、魔法やスイッチを使いまくってサービス満点です。僕自身も気がついたら終盤で、「ああ、、終わらないで、、」という感じでした。

 

 また、アクション一辺倒で話が適当かというとまったくそんなことはなくて、このそれぞれ別々っぽい2つのパートが最後にちゃんと繋って奇麗に終わってくれます。

それぞれのライダーのエッセンスをコンパクトに盛り込んで、戦闘を随所にちりばめ、物語としての起伏もしっかり含んでちゃんと終わるというライダー映画に求められる要素をすべて高いレベルで達成しています。最高です。

 

アクションが凄い

インターポール捜査官となった流星のシーンから始まるのですが、この流星のアクションがかっこよすぎです。俳優陣が生身でアクションしているシーンも多いため物語とのつながりもスムーズで没入感があります。

 

それぞれのアクションで、なんというか「重いものがぶつかっている感じ」みたいなものが感じられてとても気持ちよかったです。攻撃があたった際の反動や音の演出だと思うのですが、この基本的な気持ちよさがあるおかげですべての戦闘シーンが爽快感のあるものになっています。仮面ライダーの無双ショーを見るという娯楽エンターテインメントにとってこれは非常に重要な点で、この部分の上質さがあるおかげて沢山ある戦闘シーンを飽きずに見る事が出来ました。

 

最高峰のパルクールムービー

パンフレットで坂本監督も書かれていましたが、かなり大胆にパルクール(Free Running)を取り入れた内容になっています。序盤で弦太朗が三郎を追いかけるシーンがまさにそれで、めちゃくちゃかっこいいんです!町中をスタイリッシュに駆け抜けていくこのスポーツの魅力を凝縮したような映像になっています。

 

パルクールって何?という方は 島田 善 さんの動画を見て驚愕するといいです。

 
ZEN PARKOUR 2012 【JAPAN】

 

最近の tower record のサイトの動画もかっこいいですね。

LIVE LIVEFUL! | TOWER RECORDS SHIBUYA RENEWAL OPEN 

最後のCGはちょっと...

ラスボス戦の最後の5分はスケールが大きくなりすぎてほとんどフルCGになってるのですが、実写部分とのギャップが気になるし、まったく別のCG作品が急に始まったような感じで少し無理があったかなという印象ですね。。子供たちにはあまり違和感を感じないのかもですが、大人には結構飲み込みづらかったと思います。

 

あと「スカートがめくれるたびに面白い効果音が鳴る」みたいな演出があって、1,2回だったらいいと思うのですが 結構しつこく繰り返されるのでどうかなと感じました。

 

が、そんなことは小さな問題です。

 

まとめ

エンターテインメント映画として素晴らしい傑作です。今すぐ観に行って三郎に感情移入して叫びましょう。

子供用の映画と思わずに大人が見るアクション映画としても楽しいです。特にパルクール部分は最高にかっこいいですよ。

 

今年の冬休みはこれで決まりです。